やりたいことと勉強と

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こんにちは、上熊須です。

子供は、将来なりたいものを目指す時には、驚くべき集中力を発揮します。

野球選手になりたい人は野球、プログラマーになりたい人はプログラミングをそれぞれ勉強してるときは、他のものを勉強してる時と比べて何倍も身に付きやすいです。

ですが、野球には例えば物理(理科)が、プログラミングには英語と数学がそれぞれ結びつくにも関わらず、嫌いであったり、やる気を起こさなかったりする方が多くいるかと思います。

そういう時に、ひとたびその目標と今やっている勉強を結びつけられたら、集中力は何倍にも跳ね上がるはずです。

ひとつの事柄を極めるためには、たくさんの足場が必要であり、今はそれを一つ一つ身に着けていくべきだと思います。

計画の役割

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こんにちは、中村(宏)です。

今日は夏休みの宿題の勉強法について書きます。

夏休みの宿題のテキストでは、各教科の内容が広く浅く出題されているので、各自の苦手な分野がどこか知るための大事な手掛かりになります。そのため、夏休みの宿題は丁寧に間違え直しをするよりも先に、一通り自力で解いてみてどの分野が苦手であるかを知ることが大事です。
簡単な計算ミスなどは宿題のテキストで復習をし、基礎知識の理解が不十分な範囲は別のテキストまたは教科書で復習すると効率的に勉強できます。

復習材料として利用すれば夏休みの宿題はとても心強い武器になりますが、夏休みの宿題を終わらせるのがギリギリになってします生徒が多いです。(私もそうでした(笑))
誰でも夏休みの始めには、「いつまでに宿題を終わらせよう」という計画を立てます。宿題をギリギリに完成させる生徒の多くはこの期限を少しずつ先延ばしにしてしまいます。この問題の原因は学習計画が不十分なことです。いつまでに終わらせるかという点のみでしか考えられていない学習計画は簡単に破綻してしまいます。

夏休みの学習計画を立てる上でまず把握するべきことは、夏休みの宿題の量です。宿題の量はテキストの冊数ではなく、ページ数で把握する方が計画を立てやすくなります。

宿題の量をちゃんと把握することでいつまでに宿題を終わらせるかという計画が活きてきます。仮に宿題のページ数が100ページであったとすると、20日で宿題を終わらせようと考えた場合、1日に宿題を5ページ終わらせなければならないという計算ができます。1ページを平均10分間で終わらせられるとしたら、1日の勉強時間は50分になります。ちゃんと計画を立てることで、1日に何をしたら宿題を完成させられるかということを知ることができます。1日5ページを別の日にまわすと考えると簡単には先延ばし出来なくなります。

部活や生徒会などどんなことをする上でも計画は必要になります。良い計画というのは、1日に何をするべきかをちゃんと示してくれる計画ではないでしょうか。

夏休みの宿題

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本日ブログ担当の菱川です。

さぁ待ちに待った夏休みまであともう少しですね。と同時に「宿題」という大きな荷物も背負い始めることになります。
七月中に終わらせてしまう人もいれば、計画的に八月の半ばまでかけてやる人もいるかと思います。それは人それぞれでいいです。
しかし、前者でよく見られるのですが早く宿題を終わらせたいという思いが強すぎ答えを丸写ししてしまうということがよくあるとおもいます。気持ちはよくわかるのですが控えた方がいいです。

夏休みというせっかく今までのことが復習できる期間がもうけられているのです。宿題で解けなかった問題を復習すれば宿題も終わると同時に復習にもなります。答えを丸写しで復習もできてないと時間が倍かかってしまうだけです。

人によりペースは異なると思いますが、よく考えて宿題をしてほしいものです。

p.s 宿題を提出しないのはいけません。

雪だるま式

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こんにちは、上熊須です。

夏、暑いですね。暑いので今日は雪だるま式についてお話します。

雪だるま式とは、気が付いたらどんどん積み重なり大きくなるということで、主に借金などが増えていく様子を、雪だるまを作るときの雪玉に例えて表しています。

さて、この雪だるま式ですが、勉強についても同じことが言えます。特にもっとも影響するのが、数学と英語です。

どちらも、今まで出てきたことがら(計算や単語)を用いて次のことがらを覚えているので、もし今までの範囲を完全に理解できていれば、自然に雪玉は大きくなり、次の範囲も理解できるはずです。

逆に言うと、今までのことがらを理解できていないと、雪玉は小さいので、頑張っても雪玉はそんなに大きくならず、あまり理解できないということになります。

夏休みは、みんなが雪玉を転がす足を止める数少ない機会です。この間に涼みつつ、ゆっくり雪玉を転がしていきましょう。

 

 

ハイレベルな当たり前

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こんにちは、中村(宏)です。

今日は反復演習のメリットについて書きたいと思います。

コンピュータの性能を表す要素の1つにメモリというものがあります。メモリはコンピュータが考える為の作業スペースです。例えば、コンピュータに「この作業とこの作業をせよ。」という指示を出すと、コンピュータはその作業を一時的に記憶しながら実行に移します。この一時的に記憶するスペースがメモリです。

人間も複雑な暗算をするときに頭の中で計算の途中結果を一時的に暗記しながら計算しています。人間の脳にもコンピュータのメモリのような役割をする部分があり、この部分はワーキングメモリと呼ばれています。ワーキングメモリが大きい生徒は学校のテストで良い成績をとる傾向があると言われています。このワーキングメモリはトレーニングにより鍛えることはできますが、それには時間がかかります。

出来るだけすぐに生徒の成績を上げるためには、ワーキングメモリを鍛えるという方法ではなく、計算問題や方程式などの基礎の単元に必要とされる容量を小さくすることが大事です。少し難しい表現になりましたが、簡単に言えば基礎問題に慣れることが大事です。誰でもハサミを使うことはできますが、ハサミを初めて使ったときには、この穴に人差し指をもう一方に親指を入れてというように考えながらハサミを使っていたはずです。もちろん、大人になってこんな風に考えながらハサミを使っている人はいません。これが慣れです。

慣れるために必要なことは回数をこなすことです。数学の基礎問題の反復練習をすることで、基礎問題を解くことはハサミで切ることと同じくらい簡単なことになります。慣れた作業は最小限のワーキングメモリしか必要としません。1つ1つの計算に必要とするワーキングメモリを縮小出来たら、ワーキングメモリが大きい生徒と同様に勉強ができるようになります。

計算などの基礎問題を当たり前に解ける能力を基礎力と言えると思います。