消しゴムを使わない勉強

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こんにちは。講師の中村元幾です。
今回は勉強する際の必需品である消しゴムについて書きたいと思います。

さて、皆さんが勉強に際して消しゴムを使うのはどんな時でしょうか。
いろいろあると思いますが、書き間違えた時、間違った答えを消す時が最も多いでしょう。もちろん、消しゴムを一切使わないなんてことは滅多にないでしょうが、消しゴムは使わないに越したことはありません。

これは「書き間違いを減らす」という意味も当然含むのですが、私が最も実践してほしいことは「間違った回答を消さない」ということです。まったくわからない問題ならともかく、解凍を間違ったということは「回答に至るまでの道筋に誤った理解があった」ということです。つまり、この場合「正しい回答を知る」ことよりも「正しい回答と自分が間違った回答の違いを知る」ことが重要となります。これは間違った回答を残しておくべきということにつながります。
後からノートや問題集を見て自分が何をどう間違ったか、ということをわかるようにしておくことは非常に大事ですし、勉強の効率という面でも大切だと思います。このことがわかれば自然と同じ問題を間違うことも減っていくはずです。

この考え方はテストの時も有用で、もちろん解答欄に間違った回答を記入すれば消すしかありませんが、計算やメモに関しては消してしまう焦りや同じ間違いが生まれます。なので横に二重線を引くなどして見えるところで消せば、時間も短縮できて一石二鳥でしょう。

消しゴムはとても有用な道具ですが、あくまで一番の目標は学力の向上です。そのことを考えて筆記用具をうまく使うことも勉強の重要なポイントの一つでしょう。
 

課題テスト

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こんにちは、上熊須です。夏休みももうじき終わりですね。夏休み明けにはいきなり課題テストがあると思います。

課題テストは、夏休みの宿題をどう終わらせたかによって、テスト勉強の方法がかなり変わってきます。

夏休みの宿題を早くに終わらせた人は、宿題の間違えた部分を一通りやり直しするだけでテスト勉強になります。

夏休みの宿題をペース通りに終わらせて、もうじき宿題が終わりそうな人は、少しずつ宿題と並行して、宿題の前の部分の復習も同時に行うといいでしょう。

夏休みの宿題がまだ全然終わっていなくて、今から必死に頑張る人は、とにかく「答えを写す」ことだけはしないようにしましょう。宿題を一通り解くこと自体がテスト勉強になるはずです。

まだ自由研究や読書感想文などが残っている人はすぐ終わらせましょう。普通の宿題と違って、感想文などは宿題ではあるけれどテストにでない宿題なので、残すとテスト直前にテスト勉強ができなくなります。

勉強の量だけでなく、夏休みの勉強の配分なども課題テストに表れてきます。普段から真面目にやっていれば、課題テストの点は普段のテストよりも少しだけ良いものになっていると思います。

2学期に向けて

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こんにちは、中村(宏)です。

夏休みの宿題の進度は順調でしょうか?誠心館では宿題が完成した生徒が少しずつ増えてきているようです。

今日はこれから夏休みの終わりにかけての勉強のアドバイスを書きます。

定期テストは新しく進んだ範囲とこれまでの復習範囲から出題されます。1学期のテストでは前学年の総復習のような問題が出題されましたが、2学期以降は1学期の復習から出題されます。これは大幅に得点をアップする絶好のチャンスです。

2学期での成績アップのためにまずやってほしいことは宿題の見直しです。宿題を解いていた時のことを思い出して、苦手な範囲がどこであったかを再確認する必要があります。この見直しは実際のテストで解けるかどうかを想定することが大事です。テストで解けるかどうかの判断基準は、ヒントなしの小テストをしてみて解けるかどうかです。制限時間も実際のテストを想定するとより良いです。

復習とは別に、勉強を予習に切り替えることが大切になってきます。夏休みも終盤に迫り、部活や思い出づくりのための時間が必要になるので、勉強に割ける時間が減ってくると思います。短時間で予習するためには、どんな勉強をするのかを明確にする必要があります。私がおすすめする勉強は、基礎内容を徹底的に理解する勉強です。この勉強は至ってシンプルで、数学の公式を人に説明できるようにすることです。そのためにも、ひたすら問題を解く演習中心の勉強ではなく、問題の仕組みや解き方を考える理解重視の勉強が大事です。

「あともう少し」の勉強法

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こんにちは、上熊須です。

「あともう少し」勉強すると決めた時、大体の人はあと20分がんばろうなど、時間を決めて勉強する人と、この範囲まで終わらせようなど、範囲を決めて勉強する人、気が向く時にやめようなど感覚に頼る人の3つにわかれると思います。

それぞれ利点と欠点があり、人によってどれがいいかは変わります。

時間を決めて勉強するのは、ちゃんと集中できる人ならばその時間を最大限に活用できますが、時間が来て問題の途中でやめてしまったり、そもそも集中できず時間だけ過ぎていったりするかもしれません。

範囲を決めて勉強するのは、集中できてなくてもある程度は成果は上げられますが、どうしても時間で決めるよりも量を少なく決めてしまいがちであるという欠点もあります。

感覚に頼るのは、例えば「数学が得意だから数学を気が済むまでやろう」など、自分の好きな部分に関しては何よりも集中できる可能性はありますが、苦手科目だったり、そもそも勉強が嫌いな人はほとんどもういいやと投げ出してしまうでしょう。

それぞれ良いパターンと悪いパターンがありますが、今挙げた悪いパターンに陥っている人は、なるべく早く他のやり方に変えて改善したほうが、「あともう少し」のテストの点を逃さずに済むことになるはずです。

文章を書こう!

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こんにちは。講師の中村(元)です。
中学から高校、高校から大学に進学するにあたって、最も変化することの1つが「文章を書く」ということです。答案用紙を見ればよくわかると思いますが、中学では1つの単語を書くだけのスペースしか答案用紙の各解答記入欄には与えられませんでしたが、高校の特に3年生になるとその解答記入欄自体が大きくなり、そして文として解答を書くことを求められます。

そして大学ではほぼ白紙の原稿用紙を渡されて、与えられた問題について自分で解答を作成することが求められます。
すなわちこれは、教育が「文章を書くこと」を要求しているということです。
自分の考えを正しい日本語で、またその分野らしい表現に合わせながら、さらに読み手に対して読みやすく書くというのは案外難しいものです。

大学に進学して最初の期末テストでまっさらな解答用紙を渡されて面食らった方も多いのではないでしょうか。文章を書くことは面倒だと思われがちですし、しかも中学ではそのような問題自体が多くないため勉強をする際に投げ出されやすいです。ですが将来のことを考えれば「文章を書く」という学力を中学のうちから身につけることが望ましいです。

そのためには普段から「自分の考えを文章で伝える」という練習が必要です。これはわざわざ文字に起こすという意味ではありません。例えば口頭で質問された時に「〇△」、「×□」といった単語で相手に理解を求めるのではなく、「…が~だから-と思った」といった文で自分から「相手に理解させる」という意思表示を示すということです。
私は指導に際してこのような「自分の考えを文章で伝える」ということに重点をおいています。思っていても文章で答えられないのではもったいないですし、これを意識することでもっといろんな考えを周りに表現できるようになってほしいと考えています。