こんばんは、森下愛です。
今日も何人かの小学生組と一緒に、勉強をしていました。
得手不得手は人それぞれで、算数が苦手でも国語が得意な子。算数の中でも割合が苦手な子。漢字は好きだけど、読解問題が苦手な子。本当にさまざまな子が誠心館に来てくれています。
私も中学生のころは社会が好きで、数学は苦手でした。テストの度に、課題物に苦しんでいたことを思い出します。
前置きはこのくらいで、私は小学生のお子さんに接するとき、必ず「尋ねること」を意識しています。
算数でも国語でも、答え合わせをしていると、答えが空欄になっている問題があります。どうして空欄なのか尋ねると、返ってくるのは「この問題がわからなかった。」や「考えたけどわからなかった。」などなど、理由は様々です。
このとき、すぐに答えを教えることはありません。「じゃあ、村長さんは今何をしようとしているのかな?」「この問題は何を求めるか、先生に教えて。」など、少しずつ、問題の解答への道を示してみて、進んでいってもらいます。
騒いでいて、静かにしてほしいときにも意識しています。「今は騒いでいい時か、そうでないか。」という質問をすると、「騒いではいけない。」と答えてくれます。ちゃんと状況をわかってくれているのです。そこですかさず、「じゃあ、どうしたらいいと思う?」と聞くと、「静かにしないといけない。」と答えてくれます。この会話をすると、たいていすんなりと静かにしてくれます。
ただ、十数分経つと、また話し始めてしまう点が、注意する難しさを物語っている気がします……。