自習と自立学習

DSC03326こんにちは。中村(宏)です。

今日は自立学習について書きたいと思います。

自習と自立学習の違いとは、何だと思いますか?私の見解ですが、自習とは一人でする勉強のことです。対して、自立学習とは何を勉強するかを自分自身で考えて勉強に取り組むことです。自立学習の能力は受験勉強はもちろん、生きていく上でも役に立つ能力です。

自立学習と自習は同じものであると考えられることもありますが、私は全く別物であると考えています。自立学習をするための能力を伸ばす方法としてはもちろん自習もありますが、個別指導や少人数指導を活用することでより効率よく自立学習の能力を身につけることができます。その理由は個別・少人数指導では、解答の失敗や理解できていない分野の分析ができるからです。生徒が数学の宿題をしているときに、わからなかった問題の答えを赤ペンで丸写ししているのをよく見かけますが、問題が解けなかった原因をちゃんと分析できていなければこの勉強法の効果は全くありません。問題が解けなかったときには、まずなぜこの問題が解けなかったのだろうという分析が必要です。この分析の結果は、知識不足や公式の理解不足など様々な弱点を示してくれて、何を勉強したらよいかということを明確に示してくれます。

本当の勉強は宿題や課題からではなく、自分に今何が必要であるかという問いから始まります。食事で必要な栄養を必要な量摂取することが健康につながるように、学習で必要な勉強を必要量こなすことが本当の知性を育みます。もちろん、このような勉強を中高生にいきなり期待するのは少し酷です。しかし、個別・少人数学習では講師がこのお手伝いをすることができます。

決められた作業や課題だけをこなすだけではなく、自分で考えて物事を進めていく能力こそが自立学習の力です。その能力を訓練するための手段としての個別指導を目指して日々努力していきます。