こんにちは、中村(宏)です。
今日は中学3年生の夏の勉強法(復習)について書きます。
中学3年生の夏休みは、苦手な分野の復習をするための絶好の機会です。夏休みで復習をするうえで大事なことは、どの分野の復習をするかを明確にして、単元ごとの学習をすることです。3年生でどんな勉強をしようと悩んでいる人には、問題演習を始める前にまず3年分のテキストの目次だけを流し読みして、単元ごとに自己評価をし、単元に勉強する優先順位を付けることをお勧めします。中学校3年間の範囲が出題される高校入試では、やるべき勉強をピンポイントでやることが重要です。
このピンポイント学習では、学習内容を確実に習得する必要があります。記憶には長期記憶と短期記憶という2つの記憶があります。意味は言葉の通りで、短期記憶が暗算などで使うような一時的な記憶で、長期記憶が自分の名前や住所を覚えるような忘れない記憶です。記憶を短期記憶から長期記憶に切り替えるためには、「思い出す」作業が必要になります。短期記憶はすぐに脳の中のゴミ箱に入れられてしまいます。そのゴミ箱から記憶をあさりだすことを繰り返すことで、脳はその記憶を必要な記憶であると認識してゴミ箱に入れることをやめて本棚に置きます。このとき短期記憶は長期記憶に切り替わります。勉強では小テストがこのあさりだす作業に当たります。過去の学習内容を復習するときは、小テストの計画をたてながら勉強すると効率的です。
まとめ
・何を復習するかを明確にし、優先順位を付ける
・小テストを計画的に行って、復習した単元を定着する