消しゴムを使わない勉強

DSC03110

こんにちは。講師の中村元幾です。
今回は勉強する際の必需品である消しゴムについて書きたいと思います。

さて、皆さんが勉強に際して消しゴムを使うのはどんな時でしょうか。
いろいろあると思いますが、書き間違えた時、間違った答えを消す時が最も多いでしょう。もちろん、消しゴムを一切使わないなんてことは滅多にないでしょうが、消しゴムは使わないに越したことはありません。

これは「書き間違いを減らす」という意味も当然含むのですが、私が最も実践してほしいことは「間違った回答を消さない」ということです。まったくわからない問題ならともかく、解凍を間違ったということは「回答に至るまでの道筋に誤った理解があった」ということです。つまり、この場合「正しい回答を知る」ことよりも「正しい回答と自分が間違った回答の違いを知る」ことが重要となります。これは間違った回答を残しておくべきということにつながります。
後からノートや問題集を見て自分が何をどう間違ったか、ということをわかるようにしておくことは非常に大事ですし、勉強の効率という面でも大切だと思います。このことがわかれば自然と同じ問題を間違うことも減っていくはずです。

この考え方はテストの時も有用で、もちろん解答欄に間違った回答を記入すれば消すしかありませんが、計算やメモに関しては消してしまう焦りや同じ間違いが生まれます。なので横に二重線を引くなどして見えるところで消せば、時間も短縮できて一石二鳥でしょう。

消しゴムはとても有用な道具ですが、あくまで一番の目標は学力の向上です。そのことを考えて筆記用具をうまく使うことも勉強の重要なポイントの一つでしょう。