暗記科目の認識と勉強方法

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こんにちは。講師の中村元幾です。

みなさんは暗記科目をどのように勉強されていましたか。もちろん「暗記」をするべきなのですから自分の得意な方法で覚えることも大事なことです。
しかしながら、暗記科目もある理屈によって形作られた1つの学問であるという認識で考えた場合、単に覚えるというよりは筋道立てて覚えるべきだと思います。
そのためには教科書をしっかり読解することが大事です。教科書には「なぜそうなるか」「どうしてこういう結論に至るか」といった内容がしっかりと書かれています。

つまり重要な語句とその意味だけを覚えていくだけではなく、その語句がその前後の語句とどういう関係になるかをもっと意識する必要があります。
私は中学生の時、理科や社会の勉強をする際には重要な語句を隠したり何回も書いたりして覚えるのではなく、逆に重要な語句のみをノートに書き出して、前後の文を頭の中で補完しつつ物語や理屈を作成するという勉強方法をとっていました。

この方が頭の中でストーリーに沿って語句を意識できるために覚えやすいですし、何より「なぜそうなるか」ということをより明確に覚えることが出来ました。理想は教科書を要約した内容を暗唱できることです。

高校、大学と進学するにつれどんな分野であっても暗記だけでは対応できなくなります。中学生の段階から理屈になぞらえて記憶する癖をつけることが必要だと思います。