講師の宮本です。最近は就職活動に加え研究室に配属されて日々忙しなく働いております。
この段になってつくづく実感することに、文章を作成する経験を積む良い機会に恵まれたことです。社会人となってからは言わずもがな、社会人になるために就職希望先の企業へ何通も文章を送ります。最近では入学試験として小論文を課す学校も少なくありません。その他いろいろな機会で文章を作って他人に読んでもらわなければならないシーンがあります。
確実に要求されるこのスキルですが、ではこれはどのように習得すればいいのか。学校での授業だけでなく文章に触れる機会なんてありふれているけれど、それだけでは必要な文法や言葉の選び方は身に着かない。目を惹くような文章などは特別な才能と訓練を要します。
提案したいのは、SNSやブログなどで中高生が自己を表現する場を家庭でも励行することです。読書感想文などのように決められたフォーマットを提供するのではなく、固定されていない形式やテーマで。他者に読まれているという意識を持つことで文法や語彙も洗練されるでしょう。
もちろんネットで自己を発信することはトラブルにつながるケースもありますが、うまく使いこなせば教育という面でも有用なツールだと思います。