文章を書こう!

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こんにちは。講師の中村(元)です。
中学から高校、高校から大学に進学するにあたって、最も変化することの1つが「文章を書く」ということです。答案用紙を見ればよくわかると思いますが、中学では1つの単語を書くだけのスペースしか答案用紙の各解答記入欄には与えられませんでしたが、高校の特に3年生になるとその解答記入欄自体が大きくなり、そして文として解答を書くことを求められます。

そして大学ではほぼ白紙の原稿用紙を渡されて、与えられた問題について自分で解答を作成することが求められます。
すなわちこれは、教育が「文章を書くこと」を要求しているということです。
自分の考えを正しい日本語で、またその分野らしい表現に合わせながら、さらに読み手に対して読みやすく書くというのは案外難しいものです。

大学に進学して最初の期末テストでまっさらな解答用紙を渡されて面食らった方も多いのではないでしょうか。文章を書くことは面倒だと思われがちですし、しかも中学ではそのような問題自体が多くないため勉強をする際に投げ出されやすいです。ですが将来のことを考えれば「文章を書く」という学力を中学のうちから身につけることが望ましいです。

そのためには普段から「自分の考えを文章で伝える」という練習が必要です。これはわざわざ文字に起こすという意味ではありません。例えば口頭で質問された時に「〇△」、「×□」といった単語で相手に理解を求めるのではなく、「…が~だから-と思った」といった文で自分から「相手に理解させる」という意思表示を示すということです。
私は指導に際してこのような「自分の考えを文章で伝える」ということに重点をおいています。思っていても文章で答えられないのではもったいないですし、これを意識することでもっといろんな考えを周りに表現できるようになってほしいと考えています。