平均点と偏差値

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こんにちは、上熊須です。

今回は平均点と偏差値について話したいと思います。

中学校の間はあまり関係はありませんが、高校に行って大学入試対策をすると必ず偏差値の話題があがります。この学校は偏差値いくらが必要だ、など学力を示すパラメーターとして使われることが多いです。

偏差値がいくらだからこの大学に受かるなど考えている人も多いと思います。しかし、この偏差値には結構大きな罠があるのです。2つ具体例を挙げたいと思います。

1つ目は、分布の形によって偏差値が高く出やすかったり出づらかったりなどすることです。模試では4割くらいが平均点で、2割~5割に多く人がいることが多いですが。こういった場合は少し点が上がるだけで偏差値が高くなりやすいです。しかし、2割~8割にまんべんなくばらけていたり、山が2つあったりすると点が少し上がった程度では偏差値は上がりません。

2つ目は、受ける学生の学力によって偏差値の価値が変わることがあることです。有力な進学校のみが受けている模試では、問題の難度が高く点数や偏差値を出すのが難しいですが、全国模試など学力に関係なく全員が受けている模試では問題が簡単で点数も偏差値もより高くでます。

そのため、ただ偏差値というだけでも、いろいろな偏差値があります。どの模試でどの偏差値が取れれば十分かはしっかりと確認しておきましょう。