偏見をなくそう。

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こんにちは! 講師の阿部です。
今回は前回に引き続き、国際交流について話したいと思います。
というのも、先週1週間をフィリピンで過ごしていたので、(ご迷惑お掛けしました…)
その体験も交えて書きたいと思います。
さて、フィリピンについてですが、皆さんはどんなイメージがあるでしょう?
バナナ、南国といったイメージから、窃盗、誘拐といった恐ろしい面まで様々なイメージを持っているかと思います。
それは、マスコミやインターネットによって与えられた情報であり、一面の事実でもあります。
しかし、本当にそれだけでしょうか? 南の方にある恐ろしい国、フィリピン。
東南アジアで最も治安の悪い国、フィリピン。この国はそれ以上の何者でもないのでしょうか?
私はそうは思いませんでした。確かにこの1週間、身の危険を感じたことは多々ありましたが、 自分のことを親身になって助けてくれる、宿のおばさん。困っていたらすぐに助けに来てくれる現地の人。
私は感じた不安よりもはるかに多くの暖かさを現地の方々に貰いました。

以上のことが、私のフィリピンでのお話であるわけですが、こんな話は正直どうでも良いのです。
ここから私が伝えたい事、ここからが重要です。
それは、「見たことも行ったこともない国の人間を、盲目的に批判するのはやめろ。」ということです。
我々日本人は、特に近年はそうですが、近隣諸国を批判して生きてきました。(お互い様ではありますが、)
しかし、皆さんの多くはそれらの国の人と話したこともないでしょうし、その国に行ったこともないでしょう。
そんな中、お互いを知らぬ人間どうしが、これからも批判しあったらどうなるでしょうか?
批判が批判を呼び、悲惨な結末を呼ぶでしょう。
だからこそ我々は、批判する前に相手を見るべきなのです。 相手に耳を傾けるべきなのです。
これが、フィリピンの報道と現実との違いから私が感じた事ですが、
これは、国際社会で、もしかすると日常生活においても重要な事柄であるのではないでしょうか。
皆さんの頭に少しでも残ることを願うとともに、自身の肝にも銘じこの話を締めたいと思います。