センター試験対策講座(全3回)を担当しています!

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講師の阿部です。

さて、受験生は追い込みの時期ですね。二週前から私は、センター試験対策講座(全三回)を担当しています。前回は数学2B、2009年の本試験を使用した対策でした。皆さん苦戦していましたが、どうだったでしょうか?

ここでは、前回の授業で話した多くのポイントのうち、一つを掘り下げたいと思います。それは「センター数学はマラソンのようなもの、手前で出した数字はほぼ必ず意味がある。」というものです。

この比喩、わかりにくいかもしれませんが、より具体的に言うと「センター試験の数学には必ず、コースが設定されていて、コースを走っている限り、誘導員がゴールまで誘導してくれる。」つまり、出題側が意図した解法を使用している限り、手前で出した多くの値には何らかの意味があるということです。

しかし、センター試験に慣れていない受験生は出題者が与えてくれた誘導に従うのが苦手だという人が非常に多いです。これがマラソンだとどうなるでしょうか?もちろん、コースアウトで失格です。

センター試験にコースアウトはありませんが、誘導に乗らなければ確実に時間が足りなくなります。(一部、我が道を走り続け、ゴールにたどり着く猛者がいるのも事実ですが)

センター試験受験者の中には「センターは時間内に解けるようになってない」という人もいますが、それは、出題者の意思を汲まず、救いの手を払いのけ、我が道を進むからです。

是非、これを読んだ皆さんには、「わからなかったら、前に出した値の意味を考える。」つまり、出題者が出してくれた誘導を汲み、それを自分の解答に生かす練習をしてもらいたいと思います。

最後に、受験生の皆さん、体調には気を付け、万全の体調でセンター試験に臨んで下さい。誠心館スタッフ一同、皆さんを応援しています。