世界に一つだけの花(後編 その1)

DSC01246前職の人事部時代はいろんなセミナーに参加しました。アセスメント、キャリアパス、教育研修、採用・・・・でも、一番印象に残っているのは、大手ハンバーガー会社の執行役員であったA氏の人事戦略のお話しでした。なかでも、M社の障害者雇用の事例報告は眼からウロコでした。

まずM社の各店舗のバックヤードには多くの障害者が配置されていること、さらに障害者を配置した店舗はアルバイト間のトラブルが激減し、離職率が下がるということ。

A氏曰く「障害者雇用で何故、離職率が下がるのか?はハッキリ言って因果関係はわからない。ただ、現実問題として障害者を採用・配置すると必ず店舗の雰囲気がよくなる。我社は数千の店舗を運営しており、年間のアルバイト採用は●万名以上であり、その採用コストは莫大であり●億円以上となるが、この採用コストを下げているのが障害者採用であることは間違いありません」 M社だけでなくU社はじめ障害者雇用率が高い企業の業績が常に安定しており堅調であるのは、偶然なのか?それとも必然なのか?

自分なりの考えをまとめていた時、頭をよぎったのは、またしても「世界に一つだけの花」でした(汗)