世界に一つだけの花(中編)

DSC00888支店長職の次に与えられた職は支部長職で近隣の35の支店を担当することになりました。この仕事ではさらに独自色を打ち出し、エリア通信の発行、イベント・表彰式・キャンペーンの内容を大幅に刷新。さらに地域イベントとして1500人規模のフリーマーケットの主催等、やりたいことが自由に出来たので、ある意味では会社員時代で一番充実していたかもしれません。

また当時は取引先と飲んだりカラオケに行くことも多かったのですが、いつも誰かが唄っていたのが「世界に一つだけの花」でした(汗)

う~ん。しかし何度聞いても「ピン」と来ません。悪い歌詞ではないし、個性も認めるけど、それが大事なの?という感じでした。。。。。

支部長職のあとは何と経営管理本部に大抜擢となりました。以前にも本社勤務で電通や博報堂と販促やカタログ作成、教育DVD、マニュアルの作成、営業ランキングシステム・報告書システムの開発等をしておりましたが、今回は人事部の企画部門の主幹(課長級)です。

本当に嬉しかったです。^^ 取締役達からシークレット情報もたくさん入りますし、全社の中枢部門に所属するという優越感は何とも言えない快感でした。当然、同期、先輩、前の上司達も「レールに乗った」と思い、向こうから挨拶してくるし言葉遣いも変わります。次の次の人事部長の可能性大だと思い、すり寄って来る人もいました(笑)とくに再雇用担当となると元部長・参与クラスでさえ、笑顔で挨拶してきました(!)

仕事は海外赴任の見直し、再雇用制度の見直し、不祥事関係の調査、新卒採用、どれもスケールが大きな仕事でやりがいもありました。

そして人事部という立場で全社の各事業部を俯瞰してみると、数千人いる社員はありとあらゆるタイプの個性豊かな人達で構成されているということに気づき驚きました!!

年齢・性別・職位・給与・評価・キャリアパス・学校・家族構成・病歴・賞罰・いろんな括りで分析してみましたが、同じ人はまったくいません(当たり前!)

もちろん2:6:2の法則や人事に関する本も乱読して勉強しましたので、人材関連のコンサルと打ち合わせできるぐらいの知識は身につきましたが、会社って建物でも商品でもイメージでもなく、まぎれもなく「人の集合体」であると初めて実感できたのでした(続く)