世界に一つだけの花 (前編)

DSC00888前職の話。(昔の思い出話)

36歳の時、同期より遅れてやっと支店長に昇進しました。売上の小さな関東の小さな支店。しかも部下は悪名高い働かないメンバーが廻されて来る!(笑)

でも、負けたくない。評価されたい。支店の実績をとにかく上げたい。頭と身体をフル回転させてがんばりました。成績を上げないメンバーには容赦なく皆の前で叱責しました!

しかも、その叱責や罵倒の中には会社のためにお客様のためにの気持ちはありましたが、部下の幸せのために・・・の考えは微塵もありませんでした(汗)

結果はすぐに出て全国108支店で成長率は常にベスト10以内。しかも近隣の支店の吸収合併のイレギュラーや法人営業からのラッキー数字を除けば、実質ベスト5位に3年間入り続けました。支店長会議ではいつも得意満面。同期や上司達に評価されて大満足^^ ボーナスも増額されましたし、堂々と家族+両親を連れてハワイに行くこともできました。

その頃の座右の銘は「勝てば官軍。有言実行」でした。とにかく「人に勝つこと!」「組織に認められること」が最大の喜びであり、正義だと信じていました。

でも、そんな時に聞いた曲が「世界に一つだけの花」

この歌を聞いたとき「負け犬を慰めるための歌である!」全国多くの人が感動するのは、至らない自分やみじめな自分を元気づけるためのまやかしではないか?と本気で思いました。とにかく組織に属する限り、組織で評価されるように働くことが常識であり、プロセスよりも結果重視の人間でした。ランチェスターもよく読みましたし、成功哲学系の本は読破して、理論&行動力では誰にも負けないという自負がありました。(続く)