どうしても英単語を覚えることができない生徒がいました。いろいろ話合いをしながら、少しでも取り組んでもらえるように誘導しておりましたが、いつも逃げ気味。
口癖は『絶対に覚えれないし・・・』
(たしかに簡単な単語も間違えます。schoolやbrotherも書けません)
そこで、先日は本気で叱りました。
私『英単語テストはイヤだ。やりたくない。でも、学校のテストではいい点をとって誉められたい!ってどういうことかな?!やらなくてもできる人も確かにいるけど、〇〇さんはやってもとれないんだよね?』
私『だったら勉強を諦めるって選択もあるけど、そのかわり志望校は絶対に無理。もし志望校に行きたいんだったら、絶対諦めない。そして、1)やり方を変える2)勉強時間を増やす。これしかない』
私『そんなに英単語テストがいやなら、もう先生からはやろうとは言わないから。それとお母さんに報告するよ。英語の勉強したくない。単語のテストもやらないと言ってます。だから授業の回数を減らしましょう。ずっと英語は1ケタでいいと言ってますので』
軽い記憶障害(識字障害)の傾向があるのは承知の上です。トコトンやって無理なら仕方がありません。脳の個性なので他の面を伸ばす方向で考えます。ただ、全力でやらずに最初から『無理』というのはどうでしょうか?多くの勉強会で成功事例が発表されます。書くがダメな子がCDで聴くようにしたら、突然できるようになったとか・・・
私『絶対に覚えるんだ!と先に決めないと覚えることはできないよ。やっても無理だと思いながら、単語を覚えるなんて不可能だよ。まず、3個でいいから覚えよう!先生はいつまででも待ってるし^^』
人間は一人ひとりが違うので同じマニュアルで通用するとは限りません。
教室では常に自問自答しながらのチャレンジの連続です。