こんにちは、講師の今井です。
今回は、最近の高校生の体験授業を見て思ったことについて書いてみました。
年度の変わり目ということで体験授業が多く、特に高校1、2年生が多くなっています。この時期に塾に入ろうと考えている高校生は大まかに2種類に分けられます。
1つ目は1年生に多いのですが1年間の成績があまり良くない、あるいは中学生の時に比べ点数が下がったと感じ、危機感を覚えて塾に入ろうと考えた生徒です。
よくあるのが中学生の時は5教科400点くらいを取っていたが、高校に入り特に数学や英語で平均点を下回ってしまったパターンです。
中学の時は試験1週間前位から勉強を始めても十分に間に合っていたが、高校に入り同じように勉強しても間に合わなくなったことが大きな要因だと考えられます。
そういう生徒は自頭が賢いので苦手と自信で言っていても教えるとすぐに理解できる人が多いです。しかし、理解しても定着はしていないので試験本番では焦りも加わって思った点数が取れないのだと思います。
普段から何時間も勉強するべきとは全く思いませんが、もう少し早めに試験勉強に取り組み、試験前1週間の間に終わらせ、試験前日は復習する、という風にするだけで苦手な科目でも点数はすぐに上がると思います。
2つ目は2年生に多く、成績の良し悪しにかかわらず、3年生になる前に受験勉強を始めようと考えている生徒です。よく言われる“受験勉強は2年生の3学期から”ということを自覚し、自分が受かるためには何が必要かをちゃんと理解している印象を受けます。
3年生になる前から基礎固めを行うことで、良いスタートダッシュができ、6月くらいの最終の志望校決めの時に模試でよい結果を残すことができ、自信をもって第一志望を決めることができます。
4月から高校1、2年生になる人は新しい高校生活や、修学旅行などを存分に楽しみながらも、上に述べたようなことを心の片隅で意識していれば、学校生活だけでなく学力面でも充実した日々を送れると思います。